親父と俺と

しばらくご無沙汰でした。
ご心配していただいた方もいらしてたそうで申し訳ない。

こんばんは、クルセイドです。

実は先週、親父が亡くなりました。

こういうことは日記に書くべきかどうかというのは、かなり悩みましたが
記録として残しておくのがいいだろうと思い、書くことにします。
絶対に忘れることは無いと思いますが、これだけはしっかりとした記録をしておきたかったので。


先週からどういうことが起こったかということを段階的に書きます。

暗い思いをしたくない方は決して続きを見ないようにしてください。

2/20

夜の九時頃。
ぎっくり腰と言って休んでいた親父の調子が悪くなり、
なにかろれつが回っていなかったようなので、
「もしかして脳梗塞か何かなんでは」と思い、急遽救急病院に連絡し、俺の車に乗せて運んだ。
救急車では時間がかかると思ったし、意識もはっきりしていたのでその時はそこまで重病であるとは思っていなかった。
車で移動中、親父は
「俺も入院かなぁ」「入院しても(仕事で使ってる)パソコン使えるかな?」と話してた。
この親父はとにかく病院嫌いで、本来は受けなければいけない検査とかも、色んな手段を用いてとにかく回避し続けていた。
そんな親父だから、俺やお袋や兄弟が何度も検査を受けろと言っても逆に怒っていた。
「俺を病人にする気か!」と。
そのことで何度もケンカをしたものだった。
だから車の中で、「今度こそ全身くまなく調べてもらって、悪いところを徹底的に治させるからな!」と叱った。
それが親父と交わした最後の会話だった。


救急病院に運んだ後、当直の医師に見せ、とりあえず血液検査と、頭のレントゲンをとってもらう。

しばらくして医師に呼ばれて説明を受けてわかったことは、脳には特に異常は見られず、
肝機能、腎機能が相当悪いことになっているということで、血液透析を行わなければいけないということだった。
まだ検査を行うということで、待合席で待つ。

しかし1時間、2時間経っても呼ばれない。

扉の方から「○○(うちの苗字)さん、聞こえますか、聞こえますか○○さん…」という声が響く。

ドキッとした。
何があったんだ。と思った。

心臓がドクンドクンと脈打ちながら、とにかく医師の説明を待った。
そして何時間か過ぎたあと、医師に呼ばれ、説明を受けた。

検査中に吐血し、心停止をしてしまったらしい。
そして蘇生には成功したものの、血圧が相当低下してしまい、現在は輸血と昇圧剤を使って血圧を上げている、とのこと。
血圧が上がらなければ体に負担のかかる血液透析を行えず、とにかく今は血圧を上げる処置をしている、ということだった。
ただ、非常に難しい状態であるということを告げられた。


それからはしばらく待合室で、お袋と俺と、駆けつけてくれた医師免許を持っている従兄弟とで、とにかく待った。
凄い長い時間待ったように思えた。






2/21

待合室でとにかく待った。
仕事から帰宅した妹もかけつけ、とにかく待ち続けた。

そしてようやく午前4時ごろ、血圧がなんとか上がり、血液透析の準備もでき、その処置を施してもらうことになった。
山形に仕事へ行っている弟ともなんとか連絡がとれ、急いで向かってもらうことになった。


診療室から透析を行う部屋へ移ることになったが、親父は呼吸器と点滴の管に繋がれた状態で出てきた。
従兄弟から、「姿を見てショックを受けるなよ」と予め言われていたのでなんとか覚悟の方はできていた。

そして透析をする個室へと行き、透析を行う機械に繋ぎ、昇圧剤で血圧を維持しながら透析して、
とにかく意識が回復するのを待つことになった。

お袋がずっと親父の横に居続け、手を握り続けた。
俺も腕を触って、祈った。
ここまで本気で祈ったのは初めてだと思う。


午前6時ごろ、血圧が少し回復したため、
お袋に仮眠をとらせ、俺が代わりに横につくことにした。
心拍数計をずっと見ていた。

その日、妹は幼馴染の親友の結婚式があり、スピーチも頼まれていた。
「血圧も回復してきたし、大丈夫だからお前は結婚式言って来い。」
そう言って妹を送り出した。


お袋が仮眠をとって、起きたので今度は俺が仮眠をとることになった。


そして午後1時30分頃、お袋の泣き声が聞こえ目が覚め、待合室から急いで部屋に入った。
入ると泣きじゃくるお袋と、心電図が波打たない機械が見えた。
しばらく何が起こったのか理解できなかった。
隣を見ると、弟も泣きじゃくっている。

でも、理解した時、十数年ぶりに凄い勢いで涙が出た。
慟哭した。

少ししてから連絡を受けた妹も病院に来て、結婚式用におめかしした服装で思い切り泣いた。


そして医師が死亡診断を下す。

平成22年2月21日午後2時30分
親父は逝った。

突然の訃報を知らされたおばあちゃんが親父の姉たちに連れられてやってきた。
2年前に長女を亡くしているのに、更に長男に先立たれ、
とてつもない悲しみに襲われたに違いない。
3月で94になるが、とても心配になる。


その後、医師から説明を受ける、
といっても、あまりにも突然なことだったので、医師にも何が起こったのかまったくわからなかったらしく、
遺体の病理解剖をさせて欲しい、という申し出だった。

俺もお袋もなぜこうなったかということを知りたかったし、その申し出を受けて解剖を行ってもらうことになった。

この時点でわかったのは、肝機能、腎機能の低下に加え、肺炎も起こしていて、
吐血もしていたことから敗血症性ショックではないか、ということだった。

その後、葬儀屋と職場へ連絡し、一旦家に戻ることになった。

それからのことは、徹夜していたことの疲れもあり、よく覚えていない。




2/22

再び病院を訪れ、親父の解剖の結果を待った。
お袋がとにかく疲労していたため、無理矢理食べ物を食べさせ、仮眠させた。

2時間位したあと解剖の結果が出て、医師の説明を受けた。
それによると、まず肝臓が肝硬変になっていたということと、
その影響で血液を凝固させる成分がほとんでできていない状態であったということと、
食道に静脈瘤ができ、それから出血をしていたということ。
そしてギックリ腰の痛み止めと、痛みからくるストレスによって胃潰瘍が発生し、そこからも出血があったことによる
出血性ショックが死因ということだった。

とにかく、内臓がボロボロでどれから手をつけていいかわからないような状況だった、というのは理解できた。
詳しい結果は2ヵ月後にわかるらしい。

親父の遺体は葬儀屋に自宅に運んでもらった。

その後のことを葬儀屋と親戚の人らと打ち合わせた。



2/23

親父が夢に出てきた。
「お前はホントトロいなぁ」と言われた。
おめーに言われたくねぇんだよクソ親父。

葬儀の日程と供物のことなどを話し合った。
あとはお袋と一緒に弔問客にお礼を言ったり、色々してるうちに一日が終わった。
妹が過呼吸になりかかったが、なんとか大事にならずにすんだ。

その日は親父と、十数年振りに同じ部屋で寝た。



2/24

引き続き葬儀屋と打ち合わせと、弔問客を迎えたりした。

寝る前に親父の好きなウイスキーで、最後の晩酌を行った。
ウイスキーをロックで。
これが親父の一番好きな飲み方だったし、俺もたまにこの飲み方で飲む。
肝硬変、原因はコレなんだろうけど、最後くらいはコレで送ってやりたい。




2/25

通夜。

妹が午前中にアルバムにあった親父の写っている写真を引っ張り出してきて、それをコピーしてまとめていた。
それをみる度、色んな記憶が吹き出してきてなんともいえない気分になった。
親父が入った柩の中に、好きだったタバコや、うなぎの蒲焼、串団子などをいれた。
ウイスキーのビンは流石に入れられないので、ウイスキーのビンを絵に描いてもらい、それをいれることになった。

通夜が始まるというところでお坊さんが渋滞につかまって30分の遅刻をし、かなり急ぎ足の通夜になった。
あとは弔問客を迎えつつ、儀式を終えた。

職場の人や友人が弔問に訪れてくれて、大変有難かった。



2/26

葬儀。

親父の柩に昨日の日に折ってもらってあった折鶴をいっぱい入れた。
そして花で埋め尽くした。
霊柩車を出す前に、施主(喪主はお袋)として見送りに来ていただいた人たちに挨拶をした。
つまらずに言えて良かったと思う。

火葬場へ着き、焼香を終えた後に点火。
妹が塞ぎこんでしまったので、弟と一緒に支えて親父を見送った。
ずっと寒気がする、という。
普段夜型の人間なので、おそらくバイオリズムが崩れてしまったんだろうと思う。
とりあえずカロリーのあるチョコレートなどを食わせて、仮眠させた。

そして納骨。
骨を全部骨壷に収めた後、普段見につけていた眼鏡を最後に、目の部分にかかるようにつけてフタをしてもらった。
持ってきた骨壷の重さと納骨してもあまりにも変わらず、複雑な気分になった。

葬儀会場に到着し、葬儀が始まった。
弔辞が親父の昔からの友人で、親父の知らない部分を教えてもらったような感じがした。
文章がうまくて思わず涙があふれ出た。
最後はお別れの言葉ということで、弟が読み上げたのだが、
ほとんど涙声で読んでいたので、あまりよくわからない内容だった…
一応弔問客の心は掴んだらしいので、それでいいとしよう。

そのあとは、親父がお世話になった人や親類などと一緒に祓いを行って、終了となった。







ここまでがこの一週間の顛末。
あまりにも急なことだったので、今でも信じられない。

特に妹の友人には、自分の結婚式=親友の父親の命日となってしまって大変申し訳なく思う。


これからしばらくも、相続や遺族年金のことで手続きがあるので色々忙しい日が続きそう。

そして、親父がやってる会社を継ぐため、今の仕事はすぐに辞めることは厳しいから、
仕事をしながらその為の勉強もやって、しっかり継げるようにする。
できるかできないかの問題ではなく、これは絶対にやる。


親父自身には親孝行というものはほとんどできなかった。
だから俺はこれを為すことで、親孝行という形にしたいと思う。

ああそれと、身も固めなきゃな。
お嫁さん探しも平行って、厳しいな…



MoEはやめるつもりはないけど、IN率は減ると思う。
まぁいつもどおりに接してもらえれば、ありがたいです。


最後に一言。

親孝行はできる時にしておいた方がいいよ。絶対。

2010-02-27 : 雑記 : コメント : 10 : トラックバック : 0
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全部読んだ。
うん・・・出来る事をやればいいよ。

日記が空いてたから忙しいのかなとは思ったけど驚いた。これからが大変だろうけどあんまり無理はしないようにね。

MoEの方は気持ちの整理がついて、周りの環境が落ち着いてからでも大丈夫。それと今は大変だろうけど、極力物事を焦らない様に。でも泣きたいときは思いっきり泣いてね。

最後になったけど、お悔やみ申し上げます。
2010-02-27 23:50 : ちぷ URL : 編集
何度か言ったが、とりあえずずっと酒場におる。
自分のあそこにおける仕事はそういうもんだと思っている。

整理つけてから戻ってらっしゃい。
気晴らしでも構わん。
ただし自愛せよ。

この前日記でネタにしたばかりだけど、
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
2010-02-28 00:55 : Knorr URL : 編集
正直、言葉が見つかりません。
お悔やみ申し上げます。

どうか体にだけはお気をつけ下さい。
2010-02-28 02:04 : Lily URL : 編集
葬式にも出席したかったが
さすがに行けなかった、すまん。

そっちの親は中一以来から知っていたから
さすがにショックだったわ・・。

うちの父親も酒とたばこはやらんが、
食に関してはかなりの不摂生だから、
今後わからんかもしれん…。

長男で家も継がなきゃいけないし、
父親の職業柄、今の職とは全く違う
勉強しなきゃいけないから、かなり大変だと思うが頑張ってくれ!

詳しい事情は知らなかったので
あれだが、この日記でなんとなく理解できたので
よかった。

つらいとは思うが、
ますます頑張ってくれることを祈ってるぜ。
2010-02-28 17:46 : rayphis URL : 編集
お久しぶりです。
なかなかイン出来ていませんでしたが、
ちょこちょこブログはチェックしていました。

心中、お察し致します。

根を詰めすぎて無理はなさらないでください。
2010-03-01 00:41 : Pluck URL : 編集
皆さん、ありがとうございます。
一応、気持ちの整理はできました。

>ちぷさん
涙は十分流したと思います。
悔やむことより進むことが重要。
まぁなかなかしきれてないんですが。

>クノさん
やっぱり無理に気を使われるよりも、『いつもどおり』というものが一番安らげる気がします。

>リリさん
一通り終わったら疲れがドッとでてしまいました。
自律神経が少しイカれてるかも。

>rayphis
通夜に来てくれただけ大変有難い。
今までほど時間はとれんと思うが、
まぁまたラーメン食いにでも行こうや。

>Pluck君
おお、ご無沙汰。
そちらも忙しいとは思うけど、頑張っておくれ。
2010-03-01 21:44 : クルセイド URL : 編集
いつもお邪魔しています。

疲れているときは糖分の多めのホットドリンクが
よいみたいですよ。
あとはゆっくりお湯に浸かることで蒸気が
脳を癒してくれます。
生活リズムを整えて体調に気をつけてくださいねー。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
2010-03-01 21:59 : MIUMIU URL : 編集
ありがとうございます。
早速試してみるとします。

体と心を落ち着かせないとうまいこと次の行動に進めませんからね。
2010-03-01 22:16 : クルセイド URL : 編集
他の方々が色々と語ってらっしゃいますし、
同じ事を繰り返し言うのも何ですのでその辺りは割愛します。

慎んでご冥福をお祈り申し上げます。


「いつも通り」が「いつも通り」に
「当たり前」が「当たり前」に巡る事。
それが如何に難しく、幸福であるかは、
唐突に突きつけられて初めて思い知りますよね…

酒場はダイアロスがある限り、いつでもいつも通りです。
落ち着いたら何時でも戻ってきてくださいな。
そして、いつも通りにだらりとしましょう。
無理をしすぎて体調を崩さないようにしてくださいね。
2010-03-02 07:39 : エリシア URL : 編集
幸福の意味は不幸にならないと理解できないのかもしれません。

MoEは息抜き。
だらだらやれるのがあのMMOの強みですから。
他のMMOだったら引退してたかもしれないなぁ。
2010-03-02 22:09 : クルセイド URL : 編集
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